書き散らしと出任せと

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雨降って、血堅まる。(ただのログ感想)

今回は、私が全く参加していないセッションをご紹介だ。

ここに二種類のダブルクロス3rdのセッションログがある。

両方とも同じシナリオ、同じGM

しかし、PLは全員違う。

雨天血行、昼の部

本編

http://always.yumenogotoshi.com/chatLog20141210dx3_m.html

感想のトギャッター(感想についてはこちらが詳しい)

 

つけるさんの雨天昼ログ読み、感想たいむ。 - Togetterまとめ

 

ダブルクロス3rd『雨天血行(昼の部)』感想ログ - Togetterまとめ

雨天血行、夜の部

本編

http://always.yumenogotoshi.com/chatLog20141031dx3_m.html

雑談

http://always.yumenogotoshi.com/chatLog20141031dx3_s.html

 

注意して欲しいのが、両方とも結末というか展開すらまるで違う。

TRPGセッションの妙である、「参加してる人間によって同じシナリオでも全然違う」

そういう現象が諸に起こっている。

勿論、シナリオ自体も良質でゲームマスターであり、シナリオの製作者である藤さんの萌えと燃えと考察が煮込まれている。

夜の部は、綺麗にまとまったビターな青春ジュブナイル…そういうものを感じられる。

お手本のようなダブルクロス…と夜部は言える。お手本にしては話が重いが。

昼の部は、もうこれリプレイのキャンペーンでやれよ!レベルの設定とロールが追加され…重い。

あと長い。良くも悪くも。

 

元々、公式NPCというものの扱いについては賛否が分かれるところである。

(都築京香とか春日恭二とか霧谷雄吾は除いて)

ここまで色々と踏み込む実験的な、お手本のように成功したセッションじゃないだろうか。

この他にも、色々と公式NPCを出したセッションをされているが…どいつもこいつもかっこよくて実際説得力がある、本当に。

公式NPCはシナリオフック、はっきりわかる。

 

プレイヤー陣も、かなり熟練…というか色々凄いメンバーだ。

キャラが立ってない人間がいない、情報量で殴りかかってくるようなメンツが揃いすぎている。

「読んでて楽しいセッション」を作るのは結構大変だと思うのだが、GMとPLが揃ってそれを作れている。

 

恐ろしい。

しかも読んでいるうちに辛抱たまらなくなり、

「シナリオをくれ! わたしに雨天血行させてくれ!」と我が儘を言った。

反省はしているが後悔はしていない。

 

ダブルクロスなどの「謎解きをメインとしない」システムの妙は周回しても、結末を知っていても全然別の方向に転がり出すことだと思う。

こんなに楽しいことはない。

GMをやってても、PLをやってても、道筋は同じでも出す回答や反応によって違う物語になる。

ちなみに、現在私が把握してるだけであと三つほど雨天血行の世界線は増える予定である。

これだけアンコールがかかってるのは正直言って結構羨ましくもある。

 この物語が終わるまでにはまだ当分時間がかかりそうだ。